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調理する2人の女性

世代でお金の鉄則は違うと知ろう

お金のことについて親に相談するのは間違い?

お金の価値、考え方は若い人と親世代では違いがあります。
親は家を持っていることは資産となるので価値が高い、保険についても掛け捨てはもったいないと考える人が多く、それが今の時代につながることなのか?考えてみると、つながらないこともあります。

現代の親世代はバブル期を生きてきた人たちで、土地が値上がり保険も予定利率が高い時代を生きてきました。
そのためその時代の思考が当たり前のように残っています。

でも今の若い世代はまったく違う経済状態の中で暮らしてきているので、親世代にお金のことについて相談しても意見が食い違う、考え方が違うのです。

現在、将来のこと、自分が老後を迎えるときに不安を持っているかどうかという調査を下結果を見ると、不安を持っているという人が8割を超えている状態です。
8割の方が老後、どのような生活に成るのか大きな不安を持っているのです。

経済状態が不安定の中で生きてきた世代にとって、家計に関して将来を考えるというほどの余裕はなく、生活の中でもたくさんのお金が必要で、生活費もぎりぎりとなっている家庭が多いので将来にどうしても不安要素が強くなっているのです。

高度経済成長期、バブル期を通じてきた親世代、祖父母世代は、マイホームを持ってお子さんになるべく高い学歴をつけようと必至になりました。
こうした消費行動については現在も変わっていませんが、世帯平均年収を見ると上昇していないのです。

出て行くお金は高度経済成長期、バブル期も同じ、でも入ってくるお金自体が減っているので、それでは不安が大きくなるのも仕方ないことです。

最も身近な人生の先輩は親、だからこそお金のことについても相談するのですが、親の言うことは基本的に時代遅れでずれているのだということを認識しておかないと、正しい将来設計が出来なくなるでしょう。

親から精神的に離脱できていない世代

公務員、優良企業に勤めて不安の内生活をしてほしい、という親の敷いたレールに乗って生きてきた人も多いです。
それから結婚、出産、マイホームを取得するという親の理想生活が果たして本当に自分にあっているのかどうか、それを考える必要があります。

自分自身どうしたいのか、それを考える力が現代の若い世代は低下しているともいわれています。

ニート、パラサイドシングルなどの言葉をよく聞くようになりましたが、親から自立できていない人が多く、その場合、何をするにも親の言うことを基本としてしまうので、結局、今の時代にあった将来設計が出来なくなるともいわれています。

本当に今何が必要なのか、自分自身で考えてみる、親に頼らずパートナーと一緒に、今自分たちの家計をみなおし、将来どのようになって生きたいのか、現世代の人として考えていく必要があるでしょう。