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鼻の症状

手軽にできる風邪予防は「鼻うがい」

鼻うがいの大切さ

寒くなって風邪が流行してくると鼻づまりなどを起こしやすくなります。
風邪の原因は主に口や鼻から入り込んでくるウイルスや雑菌類で、鼻と喉の粘膜を通ってくる途中で感染を起こしてしまうとくしゃみや咳、鼻水、痰などの症状が出てきます。

風邪だけでなく近年大流行することが多いインフルエンザも同じような感染経路をしていることから、普段から十分に予防対策をしておくことが重要になります。

冬の時期になると空気が乾燥してくるのでウイルスが繁殖しやすく、体温が低くなるので免疫力が低下して感染が起こりやすくなってしまいます。
夏場に流行する風邪もありますが、特に秋口から冬にかけての急に寒くなる時期には十分に対策をしておきたいところです。

風邪の予防の基本はうがいや手洗いを徹底するということです。
その他にも基礎体力を高めるために運動を心がけたり、感染を防ぐためにマスクやアルコール消毒をしたりといったことも大切ですが、体に入り込む最後のゲートとなる鼻と口の粘膜から雑菌を取り除くということは非常に重要な意味を持ちます。

うがいの方法の一つとして広く推奨されているのが鼻うがいで、これは通常の喉の部分のうがいに加えて鼻の粘膜から雑菌を取り除くために行います。
特にちょっと喉が痛かったり鼻水が出るようになったりといった風邪の初期症状のときに行うのが効果的なので、ぜひ日常の予防対策に加えてみてください。

鼻うがいのやり方

鼻うがいに使用をするのは濃度0.9%くらいのぬるま湯の塩水です。
作り方としてはまずお湯を沸騰させて1Lあたりに対して9gの塩を加えて溶かしてから40℃くらいにまで下がるのを待ちます。

そうして作った塩水を、先端が細いチューブ状になった容器では何流し込み口の中に落ちてきたところを吐き出します。
この時のポイントはうがい水を飲み込まないようにするということと、耳に入らないように落としていくということです。

またチューブ式の容器を強く押し出してしまうと水圧で鼻の粘膜を傷つけてしまうこともあるので、ゆっくりと流し込んで自然に出てくるのを待つようにします。

鼻うがいをするときの注意点

鼻うがいをするときに重要なのがきちんと沸騰させたお湯を使うということです。
水道水をそのままうがいに使用してしまうと、雑菌が中に残っている場合があるのでそれがかえって粘膜で繁殖してしまう危険があります。

慣れない時には鼻に水が入り込むことで痛みがあったりむせてしまったりしますが、コツがわかってくると鼻の中をすっきりきれいにするという爽快感が出てきます。
注意したいのが鼻の中に水が残っている状態で鼻をかまないようにするということで、うがい水が残っている状態で耳への穴が通じてしまうと中耳炎を起こす危険があります。