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ヘルスケア

生活習慣病の予防のためにできること

無理なく適度な運動を続ける

40歳を超えた頃から生活習慣病のリスクは急激に高くなります。
といっても40歳になってから急に病気になるというわけではなく、それまで積み重ねてきたよくない生活習慣が一気にツケとなって体に現れてくるのです。

人の体は40歳頃をピークに急激に筋力が衰える傾向があることから、多少の不健康な生活に耐えることができてきた人も急激に疲れを感じやすくなり、病気にもなりやすい体質になります。

40歳を待たずにそうしたよくない病状が発症する人も少なくありませんので、何歳であっても他人事とは思わず普段から健康に気を使った生活習慣をしていくようにしましょう。

生活習慣病の予防対策として最もおすすめとなるのが毎日の適度な運動です。
よくシニアマラソンや60歳を過ぎて若い人と一緒に競技をする人などがニュースで見かけられますが、そこまで激しい運動はむしろ逆効果なこともあります。

体質やそれまでの運動経験にもよりますが、最初に述べたように人の体は40歳を境に急激に衰えるようにできているので、若い頃に経験があったからといっていきなり激しいスポーツをするのは大怪我の原因になります。

中年以降からの運動のポイントは、短時間でもよいから決まった運動を繰り返すということで、まずは怪我をしないウォーキングやスイミングを数十分くらいから始めるというのがコツです。
一度怪我をしてしまうと回復に時間がかかり、それがかえって体力を落としてしまうことになるので、怪我をしないこともスポーツのうちと思って十分注意をしながら行ってください。

禁煙・禁酒、塩分・脂質を避ける

食生活や嗜好品も生活習慣病に深いかかわりがあります。
既に広いところで言われていますが、生活習慣病を誘発する要因はたばこ・飲酒・塩分と脂分の高い食事です。

特にたばこに関しては屋内で吸えるスペースがどんどん撤去されていますし、税金も上がってきているので早めに禁煙をすることが推奨されます。
飲酒に関しては絶対にいけないというわけではないのですが、無茶な飲み方を繰り返していると重大な肝障害を起こす危険があります。

夜眠れない時やストレス解消のために深酒をするのは非常に悪く、習慣になってしまうと自分でやめられない状態になることもあります。

食生活に関しても同様で、中年以降はできるだけ塩分や脂分をおさえめに味付けをするようにして、血液の状態を悪化させないようにしましょう。

魚を積極的にとる、野菜を摂取する

毎日の食事でおすすめなのが、肉よりも魚でタンパク質をとり、野菜の種類を多くするということです。
魚に含まれる脂はコレステロール値を下げる作用がありますし、野菜に含まれる食物繊維は腸内をきれいにする働きがあります。