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コンロ

ガス代の節約法

少し気をつけるだけで違う

日常の節約術として二つ目に紹介するのは「ガス代の節約」についてです。
オール電化という言葉も聞かれるようになり、昨今ではそもそもガスをあまり使っていないという家庭も多くなってきました。

オール電化とまではいわずとも、ガスコンロは使わずIHに切り替えた、という人も多いのではないでしょうか。
ただ、そんな時代の流れではあるものの、まだまだガスをメインにして生活をしているという人も少なくありません。

IHは鍋を離すと加熱することが出来ないため、どうしてもガスコンロの方がよい、と感じている人も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、電化の進んでいない人に向けて「ガスの節約術」について紹介します。
ガス代というのは、実はちょっとしたことに気をつけるだけでも下げることができる場合があります。

ガスのチェックポイント

ガス代の節約で最初に考えるのは「コンロのガス代節約」についてです。
ガスコンロで使われているガスを節約するための重要なポイントとなるのが「火力の調節」です。
それでは、どのくらいの火力を維持するのが最もガス代に取ってはメリットが大きいのでしょうか?

……実は決まった火力があるわけではありません。
世間一般には中火にしておくのがガス代節約に効果的だと言われることがありますが、これは半分は正しいものの、これだけでは片手落ちです。

中火にしておくとガス代が節約されることが多いのは、結果的にそうなってしまっているだけで、中火だから節約されているというわけではありません。

節約のポイントは、「使う道具に合わせた火力にする」ということです。
例えば中華鍋のように大きな道具を使用する場合、弱火や中火では火力が足りず、鍋全体を加熱するために掛かる時間が長くなってしまいます。

この場合には無駄に消費されるガスの量も多くなってしまうために、あまり効率のよい方法であるとはいえないでしょう。
逆に卵焼きプレートのような小さな道具を用いる時に強火にしてしまうと、火力が無駄になってしまい、これもまたガスの無駄遣いになってしまいます。

重要なのは、鍋底のサイズに合わせて利用する火力を調節するということです。
一般的な道具は中火で調度よいことが多いために、中火にしていると結果的にガス代が節約されていることが多い、というわけです。

また、使う道具を必要最低限のサイズのものにすることも重要で、それに合わせて火力を調整すると全体で掛かるガス代を減らしていくことが可能になります。

次に紹介するのは「お風呂のガス代節約」についてです。
IHを導入している家庭でも給湯器はまだまだガスのまま、ということが多いでしょう。
では、どうするとお風呂のガス代を節約することができるのでしょうか?

まず単純に重要なのが、使うお湯の量を減らすということです。
お風呂に貯めるお湯を満杯にするのではなく、六分から八分程度にしておきましょう。

こうするだけでお湯のために使うガスの量が少なくなるために、当然ガス代も安くなります。

同じように、シャワーを使う場合にも使っていないタイミングにはこまめに止めるようにするなどの工夫をしていく必要があります。
お湯の量が少なくなれば、それだけで段々と使われるガスの量は少なくなり、節約の効果が現れるようになるためです。

ただ、勘違いされがちではあるのですが、「給湯器の電源がONになっている」ということがイコール「ガスを消費している」ということではないということは覚えておくと良いでしょう。
ガス代の節約のためにコマ目に給湯器の電源をONOFFしているのであれば、そこまで神経質になる必要はありません。

もう一つお風呂について覚えておきたいのが「追い焚き」についてです。
家族が入ってから次の人が入るまでの間が長いとお湯が冷めてしまい、追い焚きをすることになりますが、これが案外ガス代に負担を与えているポイントとなります。

お風呂に入る時間を短くして追い焚きの必要がなくなるようにすると、大きなガス節約効果を期待することができます。
また、そうでなくとも保温のための蓋やシートを用意しておくだけでも、かなり効果の違いが期待できます。