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一人暮らしにおける食費の節約法

どのくらい費用が掛っているのか

皆さんはエンゲル係数という言葉をご存知でしょうか。

最近であれば家庭科の授業で習うようになっているため、聞いたことがあるという人も多いでしょう。

エンゲル係数というのは生活費の中で食費が締めている割合のことを指しています。基本的には収入が多い人ほどエンゲル係数は低く、そうでない家庭ほどエンゲル係数は高く出るとされています。

生活費の節約をしたいのであれば、この食費を節約しエンゲル係数を低くする、というのは重要な方法の1つとなるでしょう。それでは、どのようなポイントに気をつけるとより簡単に食費を節約することができるのでしょうか。

分かっていても出来ないこともあれば、意外と見落としがちなこともあります。食費の節約術について、幾つかのポイントから紹介します。

食費を把握することが節約の第一歩

食費の節約をする上で、まず重要なのが「食費がどれだけ掛かっているのかを把握する」ということです。

家計簿をつけている人でも、金額だけを記載して内訳を書いていない、という人も多いのではないでしょうか。まずはここを見直し、日々の生活に掛かっている費用の中で、食事に掛かっている費用がどれだけなのか、つまりエンゲル係数がどのくらいで実数としていくらぐらい掛かっているのかを把握することが重要になります。

もし、現時点において一人あたり月1万円程度の金額になっているのであれば、自然と節約ができているため、別段節約をしていく必要はないでしょう。

自炊や食事付きマンションを利用する

では、統計を取ってみた結果、どうやら食費を削ることが出来そうだ、となった場合にはどのような所から掛かっていけば良いのでしょうか。

まず最初のポイントとなるのが「自炊をする」ということです。

これができるようになるだけで、大幅に食費をカットできる可能性があります。この理屈は簡単で、普通にやったとしても一食に掛かる値段が自炊と外食では倍以上違いがあることが多く、それを積み重ねていけば当然外食の方が大幅に食費が多く掛かってしまうことになるためです。

他のことを考える前に、まずは自炊を出来無いかどうか考えてみるようにしましょう。時間の都合がある場合についてはもちろん仕方がないものの、そうでない時には外食や出来合いのものを注文することを減らし、できるだけ自炊で賄うようにするのが理想です。

ちなみに、大学生なら学校にある食堂を利用するか、食事付学生マンションに住むことでも、食費に関しては大分節約ができるでしょう。

専修大学の学生マンション|学生マンションドットコム
引用元:専修大学の学生マンション|学生マンションドットコム

このほかにも、飲食店のバイト先によっては「まかない」などが提供されることも多く、上手に利用することで毎月の食費の負担を軽減することができます。

旬の食材を活用するのが吉

とは言え、安価な学生食堂や食事付きのマンションを利用できる人は限られていますし、元々自炊をしている人にとって、このアドバイスは意味がありません。

では、自炊をする場合に食費を節約するためのポイントについて今度は紹介していきます。

まず最初のポイントとなるのが「旬の食材を買う」ということです。「旬」というのはその食材が美味しい時期であると同時に、出荷量が多いために価格が下がる時期でもあります。そのため、できるだけ季節にあった食品を購入するようにすると、料理を美味しくできて同時に費用を抑えることができるようになります。

もちろんすべてを旬で揃えることは難しいかも知れませんが、そうでない食材を購入する場合にも安いものを選択するようにしましょう。実際、自分の好きな料理ばかりを作っていると、例え自炊であっても外食を凌駕するほどの出費となるでしょう。そのため、自炊をするうえでも、食事に強いこだわりを持ちすぎないようにすることも重要なポイントとなるのです。

飲み物やお菓子は費用がかさみやすい

さらに、「3食以外の食費を減らす」というのも1つのポイントとなります。例えば飲み物であったり、お菓子であったり、こういったものも案外食費を圧迫することになっています。

3食に使っている食費の節約を考える前に、まずはこういった所から削れるものがないかどうかをチェックするようにしましょう。実際、飲み物はティーパックなどを利用すれば、ペットボトルで購入するよりも遥かに多い量を安価に作れますし、工夫次第で食費を減らすことが可能です。

このほかにも、食費の節約についてできることはたくさんあります。下記サイトにはここまで紹介してきた節約術とはまた違ったベクトルから節約方法を紹介しているものも多くあるため、合わせて参考にしてみると良いでしょう。
>>食費の節約 [節約]|All About

食べすぎは食費を押し上げる行為

最後に、何よりの食費の節約術に紹介します。それは「食べる量を減らす」ということです。日々食べ過ぎている、という人はここを見なおしてみるのが、一番の近道になるかもしれません。

食事量を適正に戻して節制をするということは、食費を抑えるのみならず、健康面においてもよい影響を与えることでしょう。ただし、食べすぎを改善する際は、栄養バランスなどにも着目するようにしてください。これは、食事の内容を変えようとすると、栄養バランスに無頓着になりやすいためで、単純に食事量を減らすだけでは体調不良を招きやすくなります。

自分に必要な栄養素を把握したうえで、食事量のバランスを整えてあげるのが理想です。