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手軽に全身運動ができるラジオ体操

ラジオ体操の2つのメリット

運動不足を解消するためにジム通いする人が多くいますが、実情として、通うのが面倒になり継続が難しいと言われています。
しかし、ラジオ体操は約3分と短時間で、家など場所を問わずに行えるので比較的継続しやすいです。

ラジオ体操は有酸素運動とストレッチを兼ね備えた13の動きが構成されている運動で、立ちながら、座りながらと自分の体調や体力に合わせて強度を調整できます。
ラジオ体操第一を行った際の運動強度は、早歩きをした時と同じエネルギーと言われています。
継続して行った人は、骨密度や血管年齢など健康状態が良好になったという結果も出ています。

そんなラジオ体操の主なメリットは、自律神経が整うことが挙げられます。
仕事や勉強で長時間座ったままでは、筋肉が固くなり、血行不良を起こして頭痛や便秘を起こします。
体の不調だけではなく、心身のストレスも溜まりやすくなり、自律神経の乱れから不眠などの不調も起こしやすくなります。

酷いと心筋梗塞や癌のリスクも高まりますが、そんなリスクを引き起こしてしまう自律神経の不調の対策として手軽で簡単なのがラジオ体操です。
ラジオ体操は、神経が集中している背中の筋肉もほぐすことができます。
背中をほぐすことで血行をよくし、自律神経を整えてくれる効果があります。

また、ラジオ体操は肩こりと腰痛の改善・予防にも効果があります。
慢性的な肩こりやデスクワークによる肩こりがある人は、腕を大きく回す機会が少ないですが、ラジオ体操の動作はそんな普段動かすことがない腕や腰の筋肉を動かすように構成されています。
大きく動かすことで可動域が広がり、体のバランス、ゆがみを整えてくれますので、肩こりと腰痛の予防・改善に効果があります。

ラジオ体操をより効果的に得るためには、大きくしっかり動かすこと、継続することが重要です。
しかし、大きく動かし過ぎて自分に適切な強度でなくなってしまうと、効果をしっかり得られないので注意しましょう。

慣れてきたら第二にも挑戦してみよう

ラジオ体操第一は全ての人を対象に作られていますが、第二は職場向けに作られています。
ダイナミックな動きが多くなるので、筋力強化やダイエットに最適です。
ジャンプやエクササイズで血行が良くなり、新陳代謝が上がることで、体を引き締めやすいからです。
ラジオ体操第一よりも強度が上がりますし、音楽に合わせてきちんと動くことができれば脳のトレーニングにもなり、認知症予防にも繋がります。

消費エネルギーは、水中歩行した時と同様の強度と言われています。
運動不足の方がいきなりラジオ体操第二を行うと、強度が高すぎるため筋肉痛になってしまいますので、もし運動不足の状態で行う場合、ラジオ体操後に入念なストレッチを行うと筋肉痛予防になります。
テンポが速く強度も上がるので、第一に慣れてきたら第二に挑戦してみましょう。