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アレルギー性鼻炎を避ける生活術

花粉症以外のアレルギー性鼻炎の原因

花粉以外のアレルギー性鼻炎の原因は主にハウスダストで、ハウスダストが原因の場合、通年性アレルギー性鼻炎と言われています。
通年性と言われていますが、冬場に症状が多く現れます。
乾燥した空気、締め切った部屋で、ハウスダストが部屋の中にたまってしまうからです。

ハウスダストは、細菌やダニ、カビなどのことで、0.1mm~1mmの大きさをしており、人が動くだけでも空気中に舞い上がって漂います。
完全に除去することは難しいですが、ハウスダストの量を減らすことがアレルギー性鼻炎の対策になります。

通年性アレルギー性鼻炎が発症する要因も花粉症と同じで、鼻の粘膜にハウスダストが付着し、そこでアレルギー反応が起こります。
症状としては、鼻水、鼻づまり、くしゃみといったものがありますが、気管支喘息やアトピー性皮膚炎も合併して症状がでる可能性があります。
症状があまりにもひどいと、よく眠れず、集中力や自律神経の乱れに繋がり、生活に支障が出てきてしまいますので、出来る範囲内の対策をすることが重要です。

アレルギー物質を避ける生活術

アレルギー物質を体内に入れない様に、マスクをすることも必要です。
しかし、可能な限り除去して快適に生活する方法もあります。

一番有効なのはこまめな掃除で、朝はハウスダストが床に貯まっている時間帯なので、掃除は朝に行うと効果的にハウスダストを除去できます。
掃除機をかける時は、急がず吸引部をゆっくり動かすことでダニを吸い取りやすいです。
フローリングは、床掃除をしてから掃除機をかけるとホコリが舞わずにすみます。

特にダニたまりやすい場所は、布団などの寝具です。
ダニは高温多湿な場所を好みますし、さらに人のフケが好物なので、布団が一番繁殖しやすい場所なのです。
掃除機で布団の裏表をかけると、ダニを除去することができるでしょう。
程度は週に1回で良いですが、アレルギー性鼻炎が酷い方は頻度を増やすと良いでしょう。

ハウスダストは常に空気中に居るので、原因物質を除去するのに空気清浄機を使用するのも有効な手段です。
空気清浄機を有効に活用するには、適用畳数、フィルター性能に注目しましょう。
適用畳数は、大きいほど吸引力が強いので、より多くのハウスダストを除去してくれます。
フィルター性能は、ハウスダストを捕まえてくれるので、高性能なものほど除去ができます。

自分が出来る範囲で対策して、より快適な生活が出来るようにすると良いでしょう。
部屋の湿度は50%以上、室温は20~24℃に保つようにするとダニは繁殖しにくいです。
掃除の他にも手段は多くあり、おすすめなのは鼻うがいや加湿器などです。
また、あまりにも症状が改善されない場合は、病院で処方してくれる抗アレルギー薬で症状を抑えると良いでしょう。