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「眠り」を理解して快適な睡眠生活を送ろう!

健康の源は眠りから!

忙しい毎日の中で、ついつい蔑ろにしてしまう「眠り」。
高血圧、ストレス、生理不順……いわゆる現代病のほとんどは、睡眠の質の低下によって引き起こされると言われています。
言い換えれば、眠りの質を改善し、最適な睡眠リズムをととのえることでほとんどの不調の原因がなくなり、健康になるということです。

人間のバイオリズムは、眠りを中心に組み立てられています。
人の体は眠っている間にリセットされるようにつくられており、睡眠中に分泌されるさまざまなホルモンによって体内に生じた不具合を修復していく、という仕組みになっていきます。

大ざっぱに言えば、睡眠中に修復しきれなかった部分が少しずつ細胞に蓄積していき、老化というかたちで表れてくるのです。
睡眠時間が短いと体の貴重なメンテナンス時間が不足することになり、細胞の不具合を修復しきれないまま蓄積していくことになります。
その結果、若い年齢であっても肌のくすみが目立ったり、皮膚トラブルが増えたりと、いわゆる肌年齢ばかりが老化していく、ということになってしまいます。

睡眠のゴールデンタイムとは?

「睡眠のゴールデンタイム」を御存知でしょうか?
人間の睡眠は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)に分けられます。
それぞれの周期はおよそ90分と言われており、レム睡眠とノンレム睡眠をそれぞれ2回ずつ繰り返せば睡眠によって満足感が得られると言われています。

眠る時間も重要。
夜10時から翌日の2時までが睡眠のゴールデンタイムと言われており、この時間にノンレム睡眠がくるように調整することで体のメンテナンス効果がさらに上がると考えられています。

社会人で毎日同じ時間に寝るのは難しいかもしれませんが、遅くても日付が変わる前にベッドに入ることで睡眠サイクルがととのえられ、細胞レベルでメンテナンスされていきます。

質の良い睡眠を確保するには?

睡眠の質を高めるポイントは、「脳をほどよく疲れさせる」ことです。
体がどんなに疲れていても、脳や神経が興奮していれば睡眠のスイッチは入りません。
また、体温をコントロールするのもポイントのひとつです。

人間は、体温が軽く上昇して下降するタイミングで睡眠スイッチが入ると言われています。
就寝前、ココアやホットミルクなどを飲んで体温を上げ、ベッドに入ることで心地よい眠りに入りやすくなります。

睡眠を妨げるNG習慣

夜、なかなか眠れない……という場合、知らないうちに眠りを妨げる習慣を続けているのかもしれません。
体は疲れていても、脳や神経がかくせいしていては睡眠スイッチが入らず、不眠の状態が続いてしまいます。

寝る前にスマートフォンを長時間操作する、ゲームに熱中する、本を読む、など、脳を刺激する行動をとってしまうと覚醒スイッチが入り、眠れなくなってしまいます。
音楽を聴きながら寝るとリラックスするのはよく知られていますが、同じ音楽でもハードロックなど激しい音楽はかえって脳を興奮させますので、注意が必要です。