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ダイエットのコツ・内臓脂肪の減らし方

内臓脂肪はなぜ悪い?

人間の体につく脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。
皮下脂肪は皮下組織につく脂肪のことで、「目に見える脂肪」とも言われています。

一方、内臓脂肪は皮下組織よりもさらに奥の内臓の周辺に蓄積する志望のことで、皮下組織のようにわかりやすい形では見えないため、本人も気づきにくかったりします。
ちなみに、世界三大珍味のひとつであるフォアグラは鴨の内臓脂肪であるとも言えます。

内臓脂肪は病院で検査をしなければわからないため、「隠れ肥満」の原因になってしまうとも言われています。
内臓脂肪の恐ろしさは、たんなる肥満だけではありません。
内臓脂肪が蓄積してしまう背景には、高脂血症や高血圧、高コレステロール、慢性的なストレスなど、さまざまな原因が考えられます。

ただ、内臓脂肪は自覚しにくく、見た目が痩せていれば肥満ではない、と思い込みがちです。
自覚症状がないため検査も受けず、内臓脂肪に気づかないことによって高脂血症など、その奥にある原因も見落としてしまう、ということになりがちです。

内臓脂肪は落としにくい!

見た目にもわかりやすい皮下脂肪とは違って、内臓脂肪は「いったんついてしまうと落としにくい」という特徴があります。
内臓脂肪を根本から落とすには、継続的かつ持続的な運動がおすすめです。

筋トレやランニングなどの無酸素運動は筋肉に強い負荷をかけ、鍛えるメソッドとしては有効ですが、持続性がなく、しぶとい内臓脂肪を落とす運動としては向いていません。
ジョギングなど、長い時間無理なくつづけられる有酸素運動であれば全身の代謝効率を底上げすることができ、脂肪をより燃焼させやすい体質を土台からつくることができます。

週に一度、3時間の筋トレより、毎日30分のジョギング。
無理なくつづけられる有酸素運動で、しぶとい内臓脂肪を落としていきましょう。

ダイエットが続かないのはなぜ?

内臓脂肪、皮下脂肪なんて難しいことを言わなくても、脂肪を落とすことがダイエットにつながるというのはほぼ常識になっています。

ただ一方で、「ダイエットは続かない」というのもまた事実。
ダイエットが続かないのは、目的が違うからです。
痩せることそのものを目標にしてしまうと、思うような結果が出なかったときにモチベーションが下がってしまい、挫折の原因になってしまいます。

「内臓脂肪を落として1回だけ豪華な料理を楽しむ!」というように、手の届く目標をいくつか設定することでモチベーションアップにつながり、ダイエットも続きやすくなります。

内臓脂肪はゆっくり落とす!

内臓脂肪は、長期戦で向き合うのが鉄則です。
ジョギングやストレッチなどの有酸素運動、食事療法を無理なく組み合わせて、長いスパンで「隠れ肥満」を解消していきましょう。