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手洗いは基本となる感染対策

手洗いの大切さ

ここ数年、世界中で未知のウイルスと闘う日々が続いています。
そのせいで、生活しにくくなったと感じている人は多いでしょう。
このウイルスだけでなく、身近には他にもいろんな感染症があり、感染症から身を守ることは常に考えておかなければなりません。
人が感染症にかかるのは、手についたウイルスや菌が物に触れることでそこに付き、そこから手を介して鼻や口、そして目から体の中に入るからです。

手にウイルスや菌を付けないようにするには、手洗いをマメに行うことが大切です。
多くの人は、無意識のうちに手で顔や鼻を触っていることがわかっています。
手洗いは感染症予防に大いに役立つのです。

正しい手洗い方法とは

手洗いが感染症予防になることがわかりましたが、正しく洗わないと効果はありません。
寒い季節は特に、水が冷たいからと指先をちょっと濡らす程度で終わっている人を見かけますが、これではきれいになっていません。
手洗いには「日常手洗い」と「衛生的手洗い」、そして「手術時手洗い」と目的に応じて3つに分けられています。
私たちが日常生活を送る上で必要な手洗いは日常手洗いと衛生的手洗いになりますので、この2つの手洗い方法を知っておきましょう。

まず日常手洗いですが、食事の前やトイレの後、外から帰った後など日常的な行動で行う手洗いです。
洗い方は、石けんと水でしっかり洗います。
石けんはよく泡立てることが大切で、泡立てるとその泡が手のしわに入り汚れが落ちやすくなります。

手や指、指の間などをすべてきれいにするためには30秒間は洗わないといけません。
30秒間を測るには、タイマー設定や砂時計があると良いですが、それを使うのが面倒な場合は「ハッピーバースデー」ソングを2回歌ってみましょう。
ハッピーバースデーソング2回が約30秒となります。
声を出して歌うのが恥ずかしければ、心の中でももちろんOKです。

感染症流行時は、「2度洗い」をするとなお良いです。
2度洗いは、石けんをつけて洗うのを2回行うことです。

そしてもう一つ、衛生的手洗いは医療や福祉従事者や食品を取り扱う人などが行う手洗い方法です。
これは、日常手洗いをした後きれいに水気を拭き取り、アルコール消毒剤で消毒する方法です。

手洗いが不十分になりやすいのはどこ?

石けんと流水でしっかり手洗いした!といっても、十分できていないことが多いと言われています。
手洗いが不十分になりやすいところを知っておき、意識しながら手洗いすると良いでしょう。

手洗いが不十分になりやすいのは、指先や指の間、そして親指です。
特に親指は忘れがちになりますので、親指はもう片方の手でもみ洗うようにしてしっかりと洗いましょう。
手の甲も忘れがちなので、しっかりと洗うようにしましょう。